6−1−1 本荘市付近の沖積層(完新統)分布

本荘市付近の既存地質調査報告書から抜粋した柱状図と今回のボーリング調査結果をあわせて検討すると、本荘周辺の地下に分布する最大厚さ50m以上に達するシルト・粘土・砂主体の未固結層は、沖積層(完新統)の可能性がある(図6−1−1図6−1−2)。

この断面図から判断すると、河口から約2km沖で実施した音波探査(C−5測線)断面で層区分しているa層(沖積層)、b層(沖積基底層)のほか、その下位に位置するH層の一部も沖積層に相当する可能性が考えられる。

図6−1−1 本荘市子吉川河口付近の地質分布とボーリング調査位置

図6−1−2 本荘地域(子吉川下流域)の地質断面