4 試料分析

目的・概要

本荘平野に分布している堆積物の堆積環境と、形成年代を明らかにする目的でボーリングコア中の試料分析を行った。分析項目は14C年代測定、珪藻分析、花粉分析および硫黄分析である。試料分析の結果、堆積環境は淡水〜汽水環境であること、14C年代測定結果は11,190±70〜7,390±60yBPを示し、本荘平野には沖積層が厚く分布していることが明らかになった。

分析試料位置

本年度ボーリングを行った15−1、15−2ボーリングコアのシルト部において、14C年代測定9試料、花粉、硫黄、珪藻分析をそれぞれ9試料分析した。分析深度は表4−1表4−2表4−3に示す通りである。

表4−1 分析試料深度一覧表

表4−2 14C年代測定試料深度

表4−3 花粉、硫黄、珪藻分析試料深度