9−1 海底下浅層部の性状;海域浅層部の音波探査

平成14年度は既往データの再解析により、地下深部の構造から断層の存在を明らかにした。この既往データは深度が数1,000mの地下深部を対象としたもので、発信エネルギーは大きく、また、発震・受振間隔も広いのが特徴であるが、一方、断層の上載地層の性状等を見るには限界がある。

このため、平成15年度は深度100m付近までを主な調査対象とした音波探査を実施する(図9−1)。

調査対象の断層はKY−2、2’断層である。また、KY(W)−1〜2断層はKY−2断層の延長上及び近接して併走する断層なので、念のため浅海部の調査を行うこととする。