5−1 目的および概要

能代断層に直交する方向に測線を設定し、その測線上において断層の位置・形状や断層による地層の変位などの地下構造形態を明らかにすることを目的として、物理探査(反射法地震探査)を実施した。探査深度は500m〜1000m程度であった。

反射法地震探査としては、ミニバイブロサイスを震源とし、多チャネル(140チャネル以上)ディジタルテレメトリ観測装置を用いた方法で実施した。

また、調査地域周辺の深部の石油探査を目的とした石油資源開発鰍ノよる反射法地震探査測線(1991年度)につき、浅部の高分解能処理を目的とし、現場磁気テープからの再解析も合わせて実施した。