4−4−1 分析方法

分析は、まず全試料について全鉱物組成分析(火山ガラス、軽鉱物、および重鉱物の量比の測定)と火山ガラスの屈折率の測定とを行った。火山ガラスの屈折率の測定は1試料あたり30個のガラス片について行ったが、火山ガラスの含有率が低い場合にはそれ以下の測定数となることがあった。また、火山ガラスの形態や色の有無についても併せて記載した。屈折率を測定した結果、複数の広域テフラに対比される可能性があると判断された試料や、本調査地域で知られていない広域テフラに対比される可能性がある試料については、対比される可能性があるテフラの鉱物組成に応じて、斜方輝石、角閃石、および斜長石の屈折率を測定した。