(1)畑谷地区

畑谷地区に分布する海成段丘M1とM2面とは、ともに15/1,000程度の勾配を示す。この勾配上において、空中写真で判読される旧汀線の位置は、M1面が標高約56m、M2面が約43mである。能代断層隆起側に分布するM4面の鉛直方向の撓曲変位は約15m、L1面では約5mである。また、高野野断層の鉛直変位はM4面で約10m、L1面では約5mであり、累積変位を示す。