3−1−10 テフラ

「第四紀露頭集−日本のテフラ(1996)」には、町田(1996)、白石他(1996)等により本地域に分布する広域テフラであるKc−Hb、SK、ST、Toya、およびAso−4等の詳細な記載がある。また、中川他(1972)による十和田火山降下軽石、工藤他(1996)によるAso−4およびToya、早田他(1991)による十和田中セリおよび御岳第一軽石、および藤本(1987)による十和田火砕流等の詳細記載と地質対比もある。

なお、日本第四紀学会(1996)によるテフラ降下年代は次のとおりである。

阿蘇4(Aso−4) :降下年代85〜90ka

喜界葛原(K−Tz):降下年代90〜95ka

三瓶−木次(SK) :降下年代100ka

洞爺(Toya) :降下年代90〜120ka

クッチャロ−羽幌(Kc−Hb):降下年代100〜130ka