3−1−1 古地震

粟田(1985)は、古絵図等を用いて、八郎潟北東岸の高差約1.6mの隆起部が1694年能代地震によるものであり、能代衝上断層群の活動によるものとした。

宇佐美(1996)は、同じく古文書から1694年能代地震で能代衝上断層と森岳断層との間長さ約7km、最大幅600mの地域が隆起し新田となったと記している。

福留(1996)は、古地震の資料から再来周期やマグニチュードについて触れている。