(3)中位段丘4面(M4)

米代川の北岸の河成砂礫層に挟在する薄い砂質シルトからK−Tzの可能性があるガラスが検出され、同位体ステージ5aの地形面と推定した。これは南関東の三崎面に対比される。

内藤(1977)の記述から、調査地における同位体ステージ5aの海進期の汀線は、能代断層撓曲崖付近に位置していると推定され、この時期主要な河川沿いに段丘が形成された。