(2)米代川南岸地区の沖積段丘1面の高度変化

米代川南岸地区の沖積段丘1面の高度変化(図2−2−2

米代川南岸地区の沖積段丘1面は、縄文海進最大海進期の内湾の海成面とされており、平面性が高い。標高点の分布をみると、能代市河戸川付近において約1.5kmの幅を持った緩やかな撓曲構造が検出される。低下側の沖積段丘1面の高度は新期砂丘に覆われて不明であるが、少なくとも最大海進期以降、2.4m以上の鉛直変位が読み取れる。