(1)概要

藤岡町深見地区では、花崗岩と瀬戸層群矢田川累層が接する断層露頭が確認され、付近には急傾斜構造を示す瀬戸陶土層や矢田川累層の分布が確認された。また、空中写真判読により低位段丘面に不明瞭ではあるが低断層崖の可能性がある地形が認められたことから活断層の存在の可能性が高いと考え、詳細調査地区に決められた。

このため、本地区では活断層の位置及び基盤や被覆層の変形構造の把握のため、測線長200mの極浅層反射法地震探査を実施した。

表3−8表3−9は、極浅層反射法地震探査の探査仕様及び使用機器を一覧表として示した。また、図3−31(1:10,000)、図3−32(1:2,500)に探査測線の位置を示した。

表3−8 極浅層反射法地震探査仕様

表3−9 極浅層反射法地震探査使用機器一覧表

図3−31 極浅層反射法地震探査測線図(S=1:25,000)

図3−32 極浅層反射法地震探査測線図(S=1:2,500)