(2)浅層反射法探査

<D−測線>半田市

阿久比撓曲より更に南側のリニアメントを確認する目的で、神戸川右岸道路(有楽町〜新宮町)で実施した。深度約500mに師崎層群と考えられる明瞭な反射層が認められ、青山記念武道館と名鉄河和線との間(測線bV00〜880付近)に複数の断層にともなう師崎層群の食い違いが認められる。その上位の常滑層群は、地層が乱れ一部切れている。

この地層の乱れが断層と判断すると、断層の傾斜は約80゜となる。地質踏査では、露頭が少なく地質構造が判明しなかったが、阿久比撓曲がD測線付近まで続いていることを示している(図4−10参照)。