(3)浅層反射法探査

<E−測線>高浜市

高浜撓曲の地質構造を把握する目的で、名鉄三河線高浜港駅南東(稗田町〜論地町)で実施した。深度450m付近に明瞭な反射面が認められ師崎層群上面と考えられる(図4−7参照)。南中学校西側の南北に続く比高数mの段差(測線bQ70付近)から東側に、深度50m付近から深度150m付近まで4〜5枚の明瞭な反射層が認められ、最上部の層が碧海層の基底礫層、その下の層は油ヶ淵層(海部累層)の基底礫層(第三礫層)、それ以深の反射層は、常滑層群と考えられる。

前述の段差(測線bR00)付近に地層の食い違いが認められ、その西方(bQ00以西)は、地層が傾斜しているため、傾斜70〜80゜の断層が推定される。