5−2−6 X層(火山灰層)

X層はボーリングTd−1〜Td−3で確認され、層厚は10m〜13m程度である。暗灰〜青灰色を呈し、直径2mm〜10mmのスコリア、直径1〜2mm(直径10mm〜25mmも点在)のパミスが散在する。

ボーリングTd−1(トレンチ東端付近)の標高4.55m〜4.77m(深度13.95m〜14.17m) には、層厚22cmの軽石層が挟在する。軽石は直径20mm〜30mmで黄灰色を呈する。軽石層の直下には層厚1cmの灰色を呈する細粒火山灰層がみられる。これらは、層相・層位から箱根中央火口丘1パミス(Hk−CC1)に対比される。一方、ボーリングTd−3(トレンチS15、N15付近)の標高4.81m〜5.04m(深度12.55m〜12.78m)にも軽石層が挟在する。層厚は23cmで、軽石は直径10mm〜20mmで黄灰色を呈する。箱根中央火口丘パミスは4層(Hk−CC1〜4)存在(町田・新井,1992)し、ボーリングTd−3の軽石層は箱根中央火口丘パミスのいずれかに対比されることは確実であるが、層位関係が不明のため、ボーリングTd−1のHk−CC1と対比することは困難である。