(6)デコンボリューションフィルター(deconvolution filter)

観測された反射波形は、地層の音響インピーダンス変化にともなう反射係数列と地下を伝わる波の基本波形のコンボリューションであると考えられる。したがって、基本波形の逆特性を持つフィルタを設計し、これに観測波形を入力すると、地下の反射係数列を得ることができる。このような処理をデコンボリューションフィルタと呼ぶ。この処理により、多重反射波が除去され(弱められ)、反射波はインパルスに近い(周波数が高く独立している)波に変換される。