北側法面では,土壌層中に顕著で連続の良い黒色土壌が2層認められ,平成8年度調査結果を合わせると,下位の黒色土壌「α」は,3040±60y.B.P.〜2210±60y.B.P.の14C年代値を,上位の黒色土壌「β」は1200±70y.B.P.〜 930±70y.B.P.の14C年代値を示し,両黒色土壌間の褐色土壌「a」は約1930±60y.B.P.の14C年代値を示す。また,黒色土壌「α」は,東側及び南側法面では下位より「α1」及び「α2」の2層に分岐し,「α1」は3510±60y.B.P.,「α2」は3150±80y.B.P.の14C年代値を示す。