5−4−4 成果

本地点では,トレンチ調査の結果,双葉断層はM面堆積物基底面に変位を与えていないことが直接確認され,少なくともM面堆積物(約8万年前)堆積以降における断層活動はないことが明らかとなった。

なお,本トレンチの北側の山地東縁には,空中写真により不明瞭なリニアメントが判読される(図5−15)。しかし,リニアメントの位置には断層は存在せず,リニアメントは西側に古第三系石城層と東側の鮮新統富岡層との不整合境界に対応している(図5−26)。このことから,リニアメントはその両側の岩石の岩質の差を反映した侵食地形と判断される。