2−4−2 トレンチ調査

トレンチ調査は,当初3ヶ所を計画していたが,上記のように調査委員会の指示により,2ヶ所に変更した。

北部区間では,平成9年度にトレンチ調査を行った栃窪A地点の南側において,最新活動における横ずれ変位量について検討を行うことを目的にトレンチ調査(A2トレンチ)を行った(図2−3表2−1)。本地点におけるトレンチの規模は,長さ約21m,幅約9m,深さ約3mである。本トレンチは,インターネット上にトレンチ調査公開情報が報告された上で,平成11年2月5日〜平成11年2月7日の3日間一般公開を行った。

南部区間では,上記の各調査候補地点におけるボーリング調査結果に基づき,トレンチ調査により得られる成果の内容について検討を行った上で,後期更新世における活動の有無が確認可能な大熊町山神北地点でトレンチ調査を実施した(図2−1表2−1)。本地点におけるトレンチの規模は,長さ約 30m,幅約 14m,深さ約8.5mである。

いずれのトレンチも,法面を整形・清掃した上で,写真撮影を行い,整形した法面の地質を詳細に観察し,全ての法面のスケッチ図(原縮尺:1/20)及びその解釈図を作成した。また,スケッチ終了後に試料採取及び諸分析を行った。