(6)太宰府市大佐野中学校付近

D地域の南東延長部とE地域に挟まれた丘陵部は、現在はかなり人工改変がすすんでいるが、旧地形では警固断層系と同方向に鞍部が連続しており、谷、尾根筋の左横ずれ屈曲も認められる。また、大佐野中学校北側では基盤の花崗岩中に鉛直に近い傾斜の断層が確認された。D、Eの両地域とあわせると、平行する同系統のリニアメントが複数認定できるが、このうち東側の2条がG地域のトレンチで確認した活断層の「本体」に連続している可能性がある。